「糖鎖栄養素」という言葉は、まだまだ、あまり多くの方には知られていないように思います。
しかし、医学＆健康科学の間にて「糖鎖及び糖鎖栄養素」はホットな研究対象となっています。
医学では、疾病とは位置づけられていない未病を改善するのに効果的な要素として「糖鎖栄養素」が
注目されているのです。
＊未病とは病気ではないが、健康でもない状態。自覚症状はないが、
検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが、検査結果に異常がない場合など健康と病気の中間的な概念。
ここでは、そんな「糖鎖栄養素とは何か？」「役割と仕組み」をご紹介したいと思います。
「糖鎖栄養素」とは、簡単に言うと生命体の細胞組織の一部「糖鎖（とうさ）」を形作るために必要となる成分です。
糖鎖栄養素を理解する上で、まずは「糖鎖（とうさ）」とは何なのか？を確認しておきたいと思います。
上図を見てください。
人の細胞の表面には多数の"アンテナ"のような突起物が存在しています。この細胞表面にある突起物が「糖鎖（とうさ）」
なのです。
この糖鎖は細胞間の情報をやり取りする役割を担っているもの。別名「レセプター（受容体）」とも呼ばれています。
ヒトのすべての細胞間を繋ぎ、「生命信号」に関する細胞同士の情報を キャッチするアンテナの役割を担っています。
脳神経やDNAよりも遥かに大量の情報量が「糖鎖」に存在していると言われているほどなんですね。
「糖鎖の役割」に関しては、また後程詳しく触れたいと思います。
この糖鎖を形作っている成分が「糖鎖栄養素」なのです。
糖鎖は、8種類以上の糖鎖栄養素が鎖状に連なることで形作られているのです。
糖鎖は、細胞間の情報伝達に欠かすことのできない要素。すべての細胞間を繋ぎ、「生命信号情報」をやり取りしている
わけですから、ヒトの生命活動全般に大きな影響を与えていることとなります。
中でも、糖鎖が担っている大切な情報のひとつが「免疫機能を正常に働かせるための信号伝達」なのです。
その結果、間接的に糖鎖が有する役割となっているのが下記に示す"3つの効果"です。
●免疫力を高める自己防衛の働き
●体内異常を正すための修復機能
●神経やホルモンバランスを正常に保つ調整機能
細菌やウイルスなど、身体に悪影響を与える敵が侵入してきた時に"糖鎖"の自己防衛機能が働きます。
すべての細胞にある糖鎖が、身体に入ってくる外敵（最近など）をチェック。細菌やウイルスが入ってくると、それらを排除するように情報を体内に発信します。
この糖鎖の情報伝達によって免疫力機能が働くこととなります。
ヒトは病気になったときに、一部の「細胞の働きが鈍化」したり「細胞の損傷」が生じます。
そんな時に"糖鎖"は不調な細胞や損傷した細胞を感知、その異常を体内の各組織へ情報伝達を行います。
身体の異常を修復するための起点となるのが「糖鎖」なのです。
糖鎖の機能が正常に働いていないと、自己修復機能が発揮されず、病気は治らないこととなってしまうのです。
糖鎖は、外部から加わるストレスに対して、神経細胞やホルモンバランスが乱れないように防御・調節する働きをします。
特に神経系・内分泌系のバランスを保つことによって、身体の生理機能を正常化する働きを担っています。
ゆえに、糖鎖不足によって、糖鎖が十分に機能しないと神経やホルモンバランスが崩れ、精神的な不安定さやうつ病などの
発症に繋がることがわかってきました。
近年の「糖鎖・糖鎖栄養素」に関する研究によって、糖鎖栄養素不足による糖鎖機能不全（糖鎖の異常）が
きっかけ（要因）となって起き得る疾病・症状が見出されてきました。
そんな代表的な疾病・症状が下記となります。（一例）
「糖鎖栄養素」が注目されているのは、糖鎖栄養素を補給することによって、糖鎖を修復・構築すれば、
"未病"だけでなく、前項にて記したような"疾病"をも治す代替医療となり得るからです。
もし、「糖鎖不足・機能不全」が要因となっている疾病・症状（不妊症・発達障害・アトピー・喘息・花粉症・糖尿病・骨粗しょう症・ガン・
アルツハイマー病など）を有しているのであれば、「糖鎖栄養素の補給」が効果を発揮する可能性があるわけです。
「1999年の糖鎖に関する論文発表＆ノーベル生理学医学賞」を起点として、研究が着実に進む中、現在、積極的に「糖鎖栄養素」の活用をしている病院・クリニックが
登場。
●糖鎖栄養素のサプリメント
が医療の場で活用されるようになって来ているのです。期待の大きさが伝わりますよね。
"糖鎖"を形作るためには、最低限"8種類の糖鎖栄養素"が必要となります。
それが下記8種類の糖鎖栄養素です。
●糖鎖栄養素｢グルコｰス｣
●糖鎖栄養素｢ガラクトｰス｣
●糖鎖栄養素｢マンノｰス｣
●糖鎖栄養素｢フコｰス｣
●糖鎖栄養素｢キシロｰス｣
●糖鎖栄養素｢N-アセチルグルコサミン｣
●糖鎖栄養素｢N-アセチルガラクトサミン｣
●糖鎖栄養素｢N-アセチルノイラミン酸(シアル酸)｣
ここで課題となっているのが、上記8種類の糖鎖栄養素の内、2種類（グルコースとガラクトース）は、日常の食事によって
十分摂取可能なのですが・・・。
他6種類の糖鎖栄養素（マンノｰス、フコース、キシロース、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトサミン、N-アセチルノイラミン酸）
は、食事からは摂取困難な栄養素であることです。
これらの要素は通常、主にグルコースを元にして、肝臓で作られているのですが・・・。食品を含む環境の悪化や、様々なストレスにより発生する、活性酸素の影響にて、糖鎖栄養素の生成が阻害されてしまうのです。
これが【糖鎖栄養素の不足】を生じさせる要因となっているのです。
この糖鎖栄養素不足が結果的に【糖鎖不足】を生むことに。。
糖鎖の構成材料となっている"糖鎖栄養素"が不足することで、糖鎖の修復及び新たに創出することが出来なくなってしまうからです。
現時点で「糖鎖を整える」ためには、口から"糖鎖栄養素"を充分に補う以外に方法がありません。
そのための効果的な手段となるのが「糖鎖栄養素サプリメントの活用」なのです。
【糖鎖不足】を改善するための現実的な唯一の方法となっています。
糖鎖栄養素サプリメントは、先に記した糖鎖を構成するのに必要不可欠な"8種類の糖鎖栄養素"が全て凝縮されて
含まれているもの。
糖鎖栄養素の大半は、通常の食材には含まれていませんので、「ツバメの巣」など希少＆高級な原材料を複数利用する
ことによって、糖鎖栄養素サプリは作られています。
ゆえに、サプリとしては、とても高価なサプリメント（数万円/一ヶ月分）となっています。
糖鎖不足を解消するための唯一の方法となりますので、まあ、致し方が無いものと思いますが・・この"価格"が現時点にて
糖鎖栄養素サプリメントの課題（デメリット）と言えそうです。
糖鎖栄養素サプリとして、現在最も人気を有しているのが、「美巣W-500（サプリメント）」です。1瓶=150粒入りにて「￥32,400円（税込）」となっています。
サプリメントとしては、かなりの高級品ですよね。それでも、【糖鎖を正す】ための唯一の方法ということもあって、
販売数は増加傾向にて推移しているようです。
そんな中、新たに登場した（糖鎖栄養素サプリとしては最新商品）糖鎖栄養素サプリメント「トウサ・プラス（TOSAPLUS）」は、現時点で最もお買い得（コスパの良い）な糖鎖栄養素サプリとなっています。
●公式SHOP割引後の単品価格：￥9,800円（税込・送料無料）
にて購入可能なんです。これなら、継続して利用しやすいですよね。
もちろん、トウサ・プラス（TOSAPLUS）には、必要不可欠な8種類の糖鎖栄養素が十二分に含まれています。
下記のように、多種多様な成分から、8種類の糖鎖栄養素を抽出しているようです。
■トウサ・プラス（TOSAPLUS）
●容量：62.4g（1カプセル520mg×120カプセル）
●栄養成分 4カプセルあたり
エネルギー 7.65 kcal／たんぱく質 0.23g／脂質 0.08g／炭水化物 1.50g／食塩相当量 0.023g
●価格（送料無料）
＊単品：￥9,800円（値引き価格、税込） ＊￥16,500円（通常価格、税込）
＊3本セット：￥27,000円（値引き価格、税込）＊49,500円（通常価格＜税込）
※トウサ・プラス（TOSAPLUS）は、実店舗での販売は無く、トウサ・プラス（TOSAPLUS）公式オンラインショップのみでの
正規販売となっています。
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高価で有効なサプリメントが人気となると、必ずと言って良いほど一般市場にて"粗悪品"が多数流通することとなります。
糖鎖栄養素サプリは、今後、益々需要が高まっていくことが予測されていますので、同時に"粗悪品"も増加してくる
ことが予見されます。
「糖鎖栄養素」は、貴重で高価な原材料（ツバメの巣）など多彩な原材料から抽出しますので、必然的に
コストが高くなるもの。
「極端に安価な商品（￥6,000円以下が目安）」には手を出さないようにご注意いただければと思います。
そのような商品は、必要不可欠な8種類の糖鎖栄養素が含まれていなかったり、含まれていたとしても「粗悪な品質」や
「効果が得られないほどの量しか含まれていない」などといったことが考えられますので。
少し専門的な情報をご紹介。糖鎖の構築に必要不可欠な「8種類の糖鎖栄養素」の種類とその特性を
記しておきたいと思います。
■糖鎖栄養素｢ガラクトｰス｣
｢ガラクトｰス｣はわりと一般的な単糖で色は白く粉末で甘く脳糖とも呼ばれています。
化学式は「C6H12O6」。分子量は「約180」となっています｡ガラクトｰスはグルコｰスと結合して二糖類の乳糖を作る特性があります。
■糖鎖栄養素｢グルコｰス｣
素｢グルコｰス｣は最もよく知られている単糖。水によく溶け､色は白く､粉末にて甘さを感じることから､"ぶどう糖"とも呼ばれています｡
化学式は「C6H12O6」。分子量は「約180」です｡
ヒトの血液には約0.1%のグルコｰスが含まれおり､「血糖」とも呼ばれています｡
■糖鎖栄養素｢マンノｰス｣
｢マンノｰス｣は甘さと苦さを兼ね備えているのが特徴。カロリｰ源としてはグルコｰスより劣りますが､ガラクトｰスとほぼ同程度の単糖となっています｡化学式は「C6H12O6」。分子量は「約180」です｡
■糖鎖栄養素｢フコｰス｣
｢フコｰス｣は海藻などのネバネバした成分としても知られるフコイダンから見つかった単糖です｡
化学式は「C6H12O5」。分子量は「約164」の成分｡ヒトのABO式血液型にてO型の血液型構造をフコｰスが構築しています。
■糖鎖栄養素｢キシロｰス｣
｢キシロｰス｣は強い甘みがあり木糖とも呼ばれている単糖｡化学式は「C5H10O5」。分子量は「約150」となっています｡
キシロｰスはカエデや桜の木材､わら､トウモロコシ､竹などの外皮に広く分布しています｡
■糖鎖栄養素｢N-アセチルグルコサミン｣
｢N-アセチルグルコサミン｣は潤い成分であるヒアルロン酸を構成する単糖です｡化学式は「C8H15NO6」。分子量は「約221」となっています｡
N-アセチルグルコサミンは自然界に広く分布していますが､エビやカニなどの殻に含まれるキチンから抽出することが出来ます｡
■糖鎖栄養素｢N-アセチルガラクトサミン｣
｢N-アセチルガラクトサミン｣はヒトにおいて血液のA型(ABO式血液型)抗原を形成する末端の単糖となっています｡化学式は「C8H15NO6」。分子量は「約221」｡N-アセチルガラクトサミンはヒトや動物の感覚神経に多数存在しています。
■糖鎖栄養素｢N-アセチルノイラミン酸(シアル酸)｣
｢N-アセチルノイラミン酸｣はヒトを含む哺乳類の複合糖質(糖タンパク質､糖脂質､プロテオグリカン)に存在しています。特に脳に多数分布して単糖｡化学式は「C11H19NO9」。分子量は「約309」となっています｡
「糖鎖」をもう少し身近に感じてもらうためのプチ情報をひとつご紹介したいと思います。
「ABO式血液型」は多くの方がご存じかと思いますが・・。
実は、各血液型を決める要因となっているのが「糖鎖」なんです。
上図を見ていただければわかると思いますが。赤血球（細胞）の糖鎖の形が血液型によって異なっているのです。
と・・・いいますか、「赤血球の糖鎖の構造の違い」によって、血液型を分類したのが「ABO式血液型」なのです。